室町二条の然花抄院（ぜんかしょういん）本店の茶寮（カフェ）で1日5食限定のかき氷である蜂蜜れもんを堪能

暑い夏に食べたいスイーツといえばかき氷！そこで今日は室町二条にある菓子店『然花抄院』（ぜんかしょういん）の京都室町本店の茶寮（カフェ）でかき氷を楽しむことにしました。元は呉服店の築300年の京町家を改装した趣ある建物に『然』の字が描かれた白く大きな暖簾がとても印象的です。

お店に入ってすぐ右手にカフェがあります。客席はモダンな落ち着いた雰囲気で、窓からは中庭も見え、四季折々の自然を眺めながらゆったり過ごせるのが魅力！人気のカフェとあって客席は満席状態でした。

カフェのメニューはとても豊富でパフェなどのスイーツが楽しめます。今回は季節限定のかき氷メニュー『然ノ氷』の中から1日5食限定の『蜂蜜れもん』を選び、注文しました。なお、然花抄院といえば『然かすてら』という半生のカステラが有名で、お店の商品販売コーナー（ショップ）ではもちろん、こちらのカフェでも頂くことができます。なお、ランチタイムにはお茶漬けのお膳（ぶぶ膳）などの食事メニューも楽しめます。

蜂蜜れもんが運ばれてきました。ふんわり盛り付けられたかき氷の中にピンクやブルーの砂糖菓子が飾られ、なんとも涼やかで可愛らしい雰囲気！別添えでカットレモンもついてきます。見た目にも楽しめるひんやりスイーツです！

シロップは甘酸っぱい蜂蜜レモン味で、かき氷の中にはレモンの蜂蜜漬けやレモンゼリーも入っています。最初から最後まで蜂蜜レモン尽くし！蜂蜜とレモンのどこか懐かしい、やさしい味わいを楽しめます。リキュールが効いた砂糖菓子も程よいアクセント！レモンを絞ってかければさらに爽やかな酸味もプラスできます。

ひんやりスイーツを楽しんだ後は、せっかくなので中庭を見学させていただくことに・・・。緑が鮮やかな美しい中庭は春にはしだれ桜が咲き誇ります。また、中庭の奥には『ギャラリーSUGATA』があり、芸術家の作品などを鑑賞することができます。

中庭を見学し、ショップでカステラや焼き菓子などのスイーツを見て周った後はお店の前の室町通りを通って京都の夏の風物詩のイベント『京の七夕』の堀川会場へと向かうことにしました。室町幕府3代将軍足利義満が『花の御所』と呼ばれる広大な邸宅をこの室町通り沿いに造営したことが『室町幕府』の名前の由来となったとされています。

然花抄院京都本店から歩くこと約20分、二条城東側の堀川沿いにある京の七夕堀川会場入口ゲートに到着しました。京の七夕とは数年前から始まった七夕祭りで京都市内の数ヶ所で開催されます。19時ちょうど、提灯の灯りが灯り会場は一気にお祭りムード！浴衣姿の人もたくさん来場していました。

多くの人で賑わう堀川沿いを北に向かって歩いていくと綺麗なブルーの光のアーチが！これは『光の天の川』という満点の天の川をLEDライトと竹で再現したものです。何ともロマンチックな雰囲気にしばしうっとりと見入ってしまいました。

さらに北へ進んで行くと、堀川の遊歩道の両脇にキラキラと美しく煌く短冊が！これは地元の子供たちが短冊に願いを込めて飾ったものです。ライトアップされた短冊が風に揺らめき、どこか幻想的な雰囲気・・・。

堀川沿いをさらに北に向かってゆっくり歩き、京都の夜を彩る幻想的な光の世界を楽しみました。堀川会場の出口付近にはライトアップされた和傘がディスプレイされ、いかにも京都らしい和の雰囲気・・・。日中は然花抄院京都室町本店でひんやり京都スイーツを堪能し、夜は京都の夏の風物詩に触れ、今日は一日京都を満喫！心満たされる思いで堀川会場を後にし、帰路につくことにしました。

カステラで有名な然花抄院ですが、夏季に提供されるかき氷も絶品です。蜂蜜れもん味の他、宇治金時やコーヒー味もあります。暑い京都の夏、然花抄院京都室町本店のカフェで素敵な中庭を眺めながらひんやり京都スイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【然花抄院京都室町本店】
住所：京都市中京区室町二条下ル蛸薬師町271-1
電話：075-241-3300
時間：10:00～19:00
休み：月曜日
交通：京都市営地下鉄烏丸御池駅徒歩5分