生八ツ橋でおなじみ井筒八ッ橋本舗のわらび餅はニッキ風味で独特の食感
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京都三大祭のひとつ、時代祭は毎年10月22日に行われています。明治28年(1895年)より始まり、明治維新~延暦年間まで、時代ごとの装束に身を包んだ総勢2千名もの行列が京の都大路を練り歩く華やかなお祭りです。今日はこの時代祭を見学してから四条大橋近くにある『井筒八ッ橋本舗』へわらび餅を求めて向かうことにしました。まずは御池通りにて見学!
平日にもかかわらず沿道にはたくさんの人が見物に訪れていました。御池通りはあまりに人が多かったため次は三条通りに移動してみました。すると通っていたのは維新勤王隊列(鼓笛隊)でした。笛を吹きながら歩く隊列は整然としてとても格好良かったです。
時代祭の行列には馬がたくさん登場しますが、牛車も登場します。御池通りに比べて三条通りは沿道から行列までの距離が近く迫力を感じました。行列にはとても可愛らしい子供の姿もありました。途中、列の参加者による踊りのようなパフォーマンスもあり、沿道から拍手も起こっていました。
時代祭を楽しんだ後は井筒八ッ橋本舗のわらび餅を求めて四条通り方面へと向かいました。途中、いかにも古都京都らしい石畳に京町家の並ぶ新橋通りを通ってみました。この通りにはお茶屋さんや高級料理店などが並び、京都観光の人気スポットのひとつです。
四条大橋のすぐ近くにある井筒八ッ橋本舗に到着しました。その昔、このあたり一帯には芝居小屋がいくつもあって、こちらのお店付近は明治時代まで北座という芝居小屋があったそうです。現在ではすぐ近くにある南座が残っています。お店の外観はどこか芝居小屋のような雰囲気が漂います。井筒茶店という、そばなどを提供しているお店も入っています。
井筒八ッ橋本舗は創業文化2年(1805年)、京都でも有名な八ツ橋メーカーのひとつです。現在よく見かける三角形のものは生八つ橋で、求肥の皮に餡子が包まれているものですが、もともとの八ツ橋はこの暖簾の絵のようなお琴の形で堅い食感のものです。もちろん現在でもこの形の八ツ橋が販売されています。
店内にはたくさんの商品が並んでいました。八ツ橋だけでも種類が豊富で、定番のものから季節限定のものまで揃っていました。井筒八ッ橋本舗では夕子という名前の生八つ橋が有名です。京都のお菓子といえば八ツ橋を思い浮かべる人も多いことでしょう。八ツ橋の人気は不動のようです。
お目当てであるわらび餅は『京わらび餅 京都ぶらぶら』という名前で販売されていました。今日は京都をぶらぶらと歩きましたので、まさにぴったりのネーミング!抹茶味とニッキ味がありましたが、ニッキ味のほうを選びました。
わらび餅はお店のすぐそばを流れる鴨川の河川敷で頂くことにしました。四条大橋から見る鴨川の景色にはいつも癒されます。河川敷ではランニングや犬の散歩をする人、寝そべっている人などが見受けられます。京都の人々の憩いの場ですね。
わらび餅の箱を開けてみました。きな粉がたっぷりとかかっていて、ニッキの香りがふんわりと香ってきました。求肥とわらび餅を練り上げているというだけあり、口に入れてみると程よい弾力がありモチモチとしていて他のわらび餅とは違う独特の食感でした!ニッキの香りは上品で、さすがは八ツ橋メーカーだと思いました。日持ちは5日程度ありますので、京都土産にも最適ではないでしょうか。
鴨川の流れを眺めながらのわらび餅は最高でした。わらび餅は夏のお菓子というイメージがありますが、京都ではわらび餅を一年中提供しているお店が数多くあります。お店ごとに特徴があり、食べ比べてみるのも楽しいことでしょう。
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