東山にあるちりめん山椒で有名な人気佃煮店やよい本店のカフェのおうす山椒ケーキはピリッと辛い大人の味わい

人気観光エリア、東山にある『やよい』はちりめん山椒（ちりめんじゃこ）で有名な人気の京佃煮のお店です。今日はお店に併設されたカフェレストランで『おうす山椒ケーキ』を頂くことにしました。開店の午前10時までまだ時間があったので、近くの八坂神社にお参りすることに・・・。境内南側にある大きな石鳥居は国の重要文化財に指定されています。

石鳥居をくぐると南楼門がありますが、修復工事中となっていました。この南楼門は八坂神社の正門にあたり、神事の行列や御神輿もこちらの南楼門を通ります。豪華な南楼門を見られなかったのは少し残念でしたが、フェンスの間を抜けて境内へ入りました。

八坂神社は祇園の繁華街から近く、地元京都の人をはじめ多くの観光客が訪れます。平日の朝の時間帯、いつもはもっと多くの人で賑わっているはずの境内が今日は人が少なくとても静かでした。来月には八坂神社の祭礼で、京都三大祭りのひとつである祇園祭りがあるので八坂神社の境内は終日いつも以上に賑わうことでしょう。本殿へのお参りを済ませ、開店時間も近づいてきたのでやよい本店へと向かうことにしました。

八坂神社の南楼門から南へ歩いて2分ほど、下河原町通りに面してお店はあります。数寄屋造りの趣ある建物は古都の風情あふれる東山エリアの街並みに溶け込んで、いかにも佃煮店という雰囲気！到着してすぐに10時になりお店が開店、中へと入りました。

店内ではお店の代名詞ともいえる『ちりめん山椒』はもちろん、数々の佃煮が販売されています。試食ができるので、購入前に味を確認できるのも良いですね！やよいの商品は京都土産としても人気があります。

カフェは商品販売コーナーの奥のはなれにあります。にこやかな店員さんに案内され、細い通路を通りカフェへと向かいました。カフェへと向かう途中には美しい中庭も！和の雰囲気が素敵です。

カフェはスッキリと清潔感があり、和風モダンな印象。壁には北欧風の小物がディスプレイされています。こちらのカフェではおじゃこを使ったパスタやお茶漬け、スイーツ類などが提供されています。ランチにも午後のティータイムにも利用しやすいカフェです。

平日の朝10時から11時まで限定で提供されている『じゃこ粥』（要予約）を楽しんだ後、今日のお目当てであるおうす山椒ケーキを注文しました。ケーキはパウンドケーキで、ホイップクリームと小豆煮、筍のグラッセが付いてきます。スパイスを使うフランスのスイーツから着想を得たというおうす山椒ケーキは従来の抹茶スイーツのイメージを覆す斬新なスイーツですね！

抹茶は京都の老舗『一保堂茶舗』のものを使用、山椒は真っ赤になるまで完熟させたものを使用しています。抹茶の深いうまみとコク、熟成した山椒の心地よいピリっとした辛みと香りが融合したケーキは一口食べたらクセになりそうな、しっとりとした大人の味わい！甘さが抑えられている分、抹茶や山椒の味わいが引き立ちます。ホイップクリームや小豆煮、筍のグラッセとの相性も抜群です。筍のグラッセとは、佃煮店ならではですね！

おいしいスイーツを楽しんだ後は、お店の前の下河原通りを通り、石塀小路へと向かうことにしました。下河原通りには京料理のお店などが建ち並び、観光客にも人気があります。

下河原通りから石塀小路へ入り、ねねの道や高台寺のある方面へと向かいました。石塀小路には旅館や料亭などが建ち並び、京都らしい風情が漂います。東山エリアの人気写真スポットのひとつです！

石塀小路からねねの道へと出ました。ねねの道には京都らしい雑貨店や甘味処（和カフェ）などがたくさん並んでおり、外国人観光客にも大人気です。人力車もたくさん通ります！

ねねの道から高台寺の駐車場やお土産店、カフェなどがある方へと上がってみることにしました。高台寺のあたりは高台になっているため、途中の階段からは八坂の塔（法観寺）や遠くには京都タワーも見えます。しばらくここからの景色を楽しんだ後は清水寺へと続く二年坂や三年坂を通り、八坂の塔の脇を通って祇園方面へ戻ることに・・・。大人の味わいの京都スイーツを楽しんだ後の散策に、古都の風情あふれる東山エリアはぴったりでした。

スイーツと山椒の出会い・・・。おうす山椒ケーキは山椒を知り尽くした佃煮店だからこそできる、大人向けのスイーツです。やよい本店は京都の人気観光スポット東山ありますので、ぜひ観光の際にはお店に立ち寄ってみてください。また、おうす山椒ケーキはオンラインショップでの購入や、本店でテイクアウトもできます。

【やよい本店（カフェレストランやよい）】
住所：京都市東山区祇園下河原清井481
電話：075-531-8317
時間：10:00～18:00
休み：水曜日
交通：京阪祇園四条駅徒歩15分